第7回カラテチャレンジチャンピオンシップ2010
日 時:平成22年2月7日(日)
場 所:横浜国際プール・サブアリーナ
主 催:空手道MAC事務局
協 力:JKJO全日本空手審判機構
写真提供:フォトプラス
空手道MAC主催、第7回カラテチャレンジチャンピオンシップ2010が横浜国際プール・サブアリーナで開催された。出場選手は53名と昨年より人数が減少したが、往年の有名選手や現役復活した選手も出場し熱い戦いが繰り広げられた。
男子軽量級決勝は岩崎謙二(白蓮会館)と遠藤紘史(西山道場)の対決。ともに膝蹴りを武器に勝ち上がってきた。遠藤の長身から繰り出すヒザ蹴りに岩崎がパンチを合わせていく。岩崎の鋭いパンチが遠藤選手を下がらせるが決め手にならず延長戦へ。
岩崎選手がヒット&アウエー戦法で優位に試合をすすめ、後半お互いラッシュをかけるが岩崎選手が押切り判定勝ち。
男子中量級決勝はカミソリのような切れ味鋭い攻撃で勝ち上がってきた加藤和徳(誠真会館)と堅実な攻撃と打たれ強さを武器に勝ち上がった遠藤陽稔(西山道場)の対決。
鋭い突きを中心にコンビネーションで攻める加藤に左右のローキックを返す遠藤。
一進一退の攻防の中、加藤が後半ラッシュをかけるが本戦引き分け。
延長戦、遠藤のローキックに加藤の動きが止まり1分57秒一本勝ち。
男子重量級決勝戦は第3回大会中量級チャンピオンの渡辺優(西山道場)と昨年あと一歩で優勝を逃した小林寛明(MAC)の対決。渡辺は離れると大技を顔面に、間合いを一気に詰めると回転の早いパンチとヒザ蹴りを繰り出す。小林は渡辺を捉えきれぬまま本戦終了。渡辺の圧勝となり、今大会二階級制覇。
女子軽量級決勝戦は菊川恵理(西山道場)と丸茂真奈美(飛馬道場)の対決。両者スピーディーな攻防を繰り返すが、中盤から菊川の巧みなステップワークに丸茂の間合いが潰れていく。後半、菊川の攻撃が丸茂を正確にとらえ菊川が本戦で勝利する。
女子重量級は中島ひかる(西山道場)が負傷棄権のため藤舘恵理(清心館)の不戦勝。
シニア軽量級はパンチとヒザ蹴りを中心にプレッシャーをかける竹脇光一(西山道場)に対して、回り込みながらパンチで応戦する矢部省吾(MAC)。竹脇の攻撃が徐々に矢部を捉え本戦勝ちで竹脇の優勝。
シニア重量級は強烈なパンチの西久保光弘(精鋭会)、ローキックとヒザ蹴りで応戦する加川岳彦(MAC)。本戦、延長、再延長でどちらも一歩も退かず体重判定へ。規定の体重差なく再々延長へ。ラスト1分、西久保の執念が加川を下し今大会初優勝。
「カラテチャレンジ」、それは空手界の頂点を目指そうとする者達の登 竜門ともいうべき大会である。数々の精鋭たちとの激戦という切磋琢磨 により、昨年も本大会の優勝者が、秋の全日本大会でも入賞を果たした。 来年の開催は7月を予定。多くのチャレンジャーの参加を期待している。
優 勝=岩崎謙二(白蓮会館)
準優勝=遠藤紘史(西山道場)
第3位=古口文男(極真会館坂本道場)
優 勝=遠藤陽稔(西山道場)
準優勝=加藤和徳(誠真会館)
第3位=成井正彦(正伝流空手道中村道場)
4位 丹羽大輔(空手道MAC)
優 勝=渡辺 優(西山道場)
準優勝=小林寛明(空手道MAC)
第3位=島田 毅(正道会館)
優 勝=菊川恵理(西山道場)
優 勝=藤舘恵理(清心館)
準優勝=中島ひかる(西山道場)
第3位=山嵜優美(空手道MAC)
優 勝=竹脇光一(西山道場)
準優勝=矢部省吾(空手道MAC)
優 勝=西久保光弘(精鋭会空手道)
準優勝=加川岳彦(空手道MAC)
第3位=善生 敦(西山道場)