日時 2011年9月17日(土)
さる9月17日土曜日、夕方5時からともしび演武会を開催しました。第一回目はインド舞踊、二回目はキャンドル作り、そして今年の出し物は「手作りお祭り」でした。坐禅塾の仲間で制作した巨大ピンボールとスーパーボール箸つかみの総合得点でもらえるお菓子がかわるという子ども的には情け無用のサバイバルルールを適用し、未就園児から中学生までの子どもたちが真剣にスコアを競い合いました。余興の後は気を引き締めて演武です。参加者36名全員での基本・移動のあと、希望者19名による板割りをし、その後主将中島龍芽と副将中東真美花による型演武、最後は恒例の参加者全員による正拳中段突きでしめくくりました。
近年は「順位」を付けることをしなくす風潮があるようですが、私は「参加」している時点で勇気をもって挑戦していることを大いに評価し、その前提の上で「順位」をはっきりと示したほうが子どもたちは成長できると思っています。それは、優劣ではなくひとりひとりにとっての今後の指針となるからです。まずは勝とうが負けようが挑戦したことを褒め、諦めずにやり遂げたことを褒め、結果に対しては的確なアドバイスを与えて次にむかって一緒に成長していく。それが教育だと思っています。希望者による板割りの時にはいつも、板に墨で目標や打ち勝ちたい思いを書かせます。それぞれの思いにむかって、全力で技をぶつけます。空手をはじめたばかりの子でなかなか割れない子がいましたが、恥ずかしさや不安を乗り越えて最後には見事真っ二つに割りました。「挑戦」し「諦めない」時すでに、私たちは己に克っているのです。小さな自信をたくさん重ねて、子どもたちが成長してくれる姿に今回も勇気をもらいました。参加してくれた皆さん、応援頂いた保護者の皆さん有難うございました。押忍
奈良・郡山同好会 丸子道仁