もうひとつのジャパンカップ(第7回大会) | |||
〜MAC選手・スタッフの皆さんへ〜 |
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全国から強豪選手が集い、迎える側であるべきMACは大会主催者の為、普段指導してくれている先生・先輩は、審判あるいは運営スタッフとして動いているので、セコンドに付く事や応援する事もほとんど出来ない状態だったと思われます。 そんな状況でも保護者の方々の暖かい応援のおかげで多くの入賞者を出す事が出来た事は本当に嬉しく思っております。 そして、1回戦や早い回で残念ながら敗れてしまった選手もほとんどの子供達が「先生、次は頑張ります!」と言ってくれた事に「ごめんな〜!応援出来なくて!試合観たかったよ!」そう感じながら頭を撫でた大会後の一週間でした。 MACは「チャレンジ!」をひとつのテーマにしています。自分を含め支部長・指導員は、試合や稽古など身体で感じ体験して来た事を皆に伝えています。 秘伝や極意などはありません。但し、情熱と一生懸命な気持ちはあります。 大きなもの、自分より優れたものへの挑戦は「直接的な闘い(組手)」だけではなく、見えないものへの「自分への挑戦」でもあります。 MACの子供達には、明るく・正しく・元気に・そして強くなってほしいと思っております。 駒大の体育館で遅くまで汗を流していた仲間は今はMACの先生たち(支部長・責任者・指導員)です。 もともと、個性豊かなメンバーだった事もあり、段々と良い意味で各支部の個性・スタイルが選手の戦いかたに表れているような感じがします。 幼児〜初級〜上級〜中学〜高校と個性豊かなMACジュニア戦士たちは、今後も大きく成長してほしいと願っております。 そして、開会式の挨拶で話しましたが、選手(特に入賞者)は周りの多くの方々によって支えられている事を忘れてはいけません。 特にお父さんお母さんの理解と愛情、先生達の熱い情熱、先輩達の思いやりなどが結集して今大会出場と結果に表れたと思って下さい。 「負けたのは自分の責任」「勝ったのは周りのおかげ」と思えるようなMACジュニア戦士になってください。 上級・中学・高校で入賞した者たちは、MACジュニア全生徒の憧れであり目標です! 坪井優斗(優勝)、鈴木孝太(準優勝)、田代和也、橋嶺佑、森井翔太郎(準優勝)、鈴木勇人、笹渕海、東薫平、田中良明、大野玲史(優勝)、北村剛(準優勝)、前田篤秀、小川和朗(優勝)、内倉拓也(優勝)らはMACの生徒なら聞いた事がある事でしょう。 また、これから名前を覚えておいて下さい。活躍してくれる上級・中学・高校の入賞者たちです。 他にも各支部から多くの入賞者を出しました。 本部の東花凛(優勝)、浜地聖那、埼玉中央支部の鈴木聖也(優勝)、小池智也、國岡光太、埼玉西支部の植村莞士、植村太一、松野晃、伊藤愛梨、小坂梨沙、茨城支部の大久保夢叶(準優勝)、田谷祥甫、鶴見眞旺、渡辺恭平、鹿野谷広樹(優勝)、河田七海、館野吉史(準優勝)、江戸川道場の宮島正和、久保孝太、宮前平道場の伊藤珠那らは、幼児・初級・中級・女子のこれからの選手で、今回はレベルの高い中、大変頑張ってくれました。 そして、有力選手と期待されていて結果的に早い回での敗退や欠場となった本部の大房宇斗、後藤優太、崔竜士、柴大河、大野絵実菜、山田彩夏、埼玉西支部の吉野雄介、山嵜智世、埼玉中央支部の中村恵子、中村将大、中野竜希、内田龍太、小林洋介、松本優友、川内知夏、奈良支部の大西盛久、茨城支部の大久保勇我、枝将基らにも次回には頑張ってもらいたいと思います。 又、今回は中学高校は期末試験という時期でもあり、欠場し当日のみスタッフで協力された者も多かったと聞きます。ありがとうございます。 さて、今大会のもうひとつの影の主役はスタッフです。他団体のご協力もあり審判員は100名というのは、フルコンタクト空手界ではあまり聞いた事がありません。 10面のコートもですが・・?これも、「JKJO全日本空手審判機構」の参加団体の協力と今迄協力下さった友好団体のおかげと感謝しています。 しかし、副審の中には自信がないような者も見られましたが、主審には経験豊かな先生方を中心にやってもらった事もあり、昨年より良くなっていたと思われます。 決勝戦の審判(全員MAC)は、客観的に見て緊張とプレッシャーか?普段の動きより格段にレベルが低かったように感じました。 もう少ししっかりしないと選手や観ている人に失礼と感じ、審判団に怒鳴ったりの注意は、自分や石島審判長も反省しなければいけないのですが・・。 来年の決勝は、全て他団体にお願いしようかと考えてもいます。 しかし、決勝以外ではMAC審判員の動きは決して悪くは無かったと思います。 審判以外のMACスタッフは約120名という大人数でした。前日の準備には土曜日にも関わらず、約70名もの人が集まってくれました。 日曜日は子供の応援がある為、設営準備のみに手伝ってくれた保護者も結構います。準備を手伝いまた帰って朝早く来る者もいます。 本部に泊まった者も20名を越えました。埼玉西支部・三鷹支部からマットとトロフィー(ベスト16まで約200個)、埼玉中央支部からマット、小牧支部から太鼓、その他は全て本部から国際プールに運んで設営しました。 前々日が、3月としては7年ぶりの大雪となり、パンフレット・タオル・敢闘賞などの仕分け作業が出来ずに、前日土曜の朝に本部のお母さん達が集まってやってくれました。 夕方には、トラックが来て舞台の鉄骨・コンパネ・マット等を積み込み全員で国際プールに出発です。 5時半から始まり約3時間で準備は終了しました。さすがに役割と手際の良い動きで全員が素人なのに、職人のような格好(笑)の副代表の指示の元、舞台も完成し、大野・荻野・田鎖さんの気合いの入った音のチェックも完璧で、オーロラビジョンのリハーサルも良い感じに映っています。「明日は頑張るぞ〜」って感じに盛り上がりました。 しかし、自分や埼玉に帰った副代表は深夜まで翌日の最後の準備をしていました。 大会当日は、雪の予想がずれて曇りでなんとか無事に開催出来そうです。今回、最大の問題点は駐車場です。 スタッフは前日の準備にも関わらず、本部集合6時45分でしたが、駐車場係りの岩崎さんたちはもう国際プールで入口警備をしていましたが、警備予定の一部の者が遅れて急遽、審判が整理に当たるという事もあり、先行きの不安も感じました。 他団体に駐車場の制限をしている手前、MACはスタッフの10台のみの駐車でした。 MAC出場選手(214名)の家族らは皆バスで送ってもらったりと聞いております。ご迷惑をおかけしました。 今回、10面のコートのみでスタッフは80名が必要であり、司会兼記録2名、タイマー2名、赤・白呼び出し4名です。 しかも、コート毎に決勝〜表彰式まで行う所もある為、自分の役割をちゃんとこなさないとバラバラで時間がいくら合っても終わらなくなってしまいます。 しかし、昨年の8面での経験と核になるコートリーダー、ポジションリーダー等のシステム化により事の他順調に進んだように感じました。 事実、前半は1時間も早く終わるコートもあり、食事の用意が出来て無いという嬉しい誤算もありました。 各コートスタッフは、良く動き一丸となって頑張ってくれたと思っています。慣れない司会やタイマー、広い為に中々選手が見つからないで走り回っていた呼び出し係もいます。 試合が見れないロビーの販売や、寒い外の警備、ゴミを中心とした観客席の警備、地味だけど大変なお弁当係りその他諸々のスタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした。 そして、当日深夜にはMACホームページにおいて「速報版大会結果」を載せてくれた浜地さんには感謝しています。 また、大会前日、当日だけでなく組み合わせは10数名が夜中迄かかり作りました。 ゼッケンや、先のパンフレット・タオルの準備等は本部のお母さん達が手伝ってくれています。 パンフレットも戸部くんが全てを一人で制作しています。もちろん、打込みやデータ準備には自分とあ〜だこ〜だやってました。 お互い、カラテカラテっぽくないセンスの良い物を作ろうと頑張りました! スタッフ台本は、今回は石島副代表が完璧なものを作ってくれました。周りの協力もあったと思いますが、自分の無理な注文も「オオっオス!」と言う一言で頑張ってくれました。 MACの主催大会の基本は、進行のスムーズ・審判の公平等を中心に赤字にならない程度に全てを還元する事としています。 トロフィー・敢闘賞の楯なども350個以上作りました。もちろん全員が勝てるわけではありませんが、出来るだけ多くの子供達の笑顔を見たいし、笑顔にさせたいからです。 夢のあるステージを作るのは、自分達大人の役割だと思っています。 今回は、MACの選手中心の「ジャパンカップのDVD」制作をしています。ジャパンカップに向けての各支部の稽古模様から、大会、特に試合後のインタビュー等を沢山取材してもらっています。 ヘッドガードをしている為、試合で本人を確認するのは大変難しいのと試合は保護者がビデオで撮っている事もあり、MACではまったく発想の違ったDVDを制作(もちろんプロの業者です)します。 インタビューされた人は完成が楽しみですね? 入賞者は基本的にテロップ入りで登場予定です。特に上級・中高生の決勝進出者は必見となります。また、3月15日からケーブルネットつづきの森(映像)で、10日からインターネット(写真)で放送・発表されます。 詳しくはパンフ参照して下さい。 最後に、自分や石島副代表、山口支部長らは統括的な立場で動いていた為、スタッフに声を荒げたり、見えない所で傷つけたりした事もあったかもしれません。 誠に申し訳ありませんでした。 |
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空手道MAC代表 渡辺正彦 |