日時 2013年11月29日～30日
場所 ポーランド・レグニツァ
主催 KYOKUSHIN WORLD FEDARETION（ルック・ホランダー代表）
参加 ２３カ国
出場 ３４８名
JKJO海外初遠征・国際大会初挑戦の舞台に空手道ＭＡＣから吉浜恭介、大野絵実菜、山路要、的場彰太の４選手が初参戦しました。KWF極真会館日本本部（田中規順師範）の呼びかけに呼応しての参戦でしたが、実際は昨年12月に同じくポーランドで日本対ポーランド親善交流対抗戦！としてのオファーがあり、延期。5月のポーランドでのKWFヨーロッパ大会も延期と開催時期も中々確定しなかったので、実際今年のポーランド大会は中止になるかと思いました。
ギリギリまで不安な日々と選手たちにしてあげれる事を考えながらの毎日でした。
日本からポーランドまで、ドーハ～ベルリン～ポーランド・レグニツァまで30時間を超える移動となりました。選手たちも疲れきっていますが、日本で行う国際大会に出場する選手も同じく大変なんだと今更ながら実感しました。とはいえ30時間かけて現地に着いたのは夜の9時で選手受付・計量を済ませて翌日に備えました。
大会初日は、ジュニアのみで4人は見学・応援のみで比較的リラックス出来たと思います。ジュニア日本勢は、大石くんら8名の優勝者を出す快挙達成で幸先の良いスタートとなりました。
2日目はいよいよ一般クラスが始まります。
女子60kg未満に出場した大野は、ＷＫＯワールドカップ優勝、ＫＷＦワールドカップ優勝と国際大会を連勝し絶好調で今大会に挑みました。初戦から顔面殴打、顔面肘打ちなどをもらいながらも技ありを奪い圧勝し決勝へ進出！決勝戦は突きが冴え合わせ一本の快勝で国際大会三連勝となった。
男子90kg未満に出場した山路は、二回戦でESTENSORO PABLO PEDRO（スペイン）と対戦！今年の松井派世界ウエイト制チャンピオンのアレハンドロ・ナヴァロとライバル関係にある強豪選手です。前半～中盤まで得意の突き蹴りでプレッシャーをかけて優勢だったが、ラスト２０秒で怒涛の巻き返しをくらって下がってしまい打ち返すも印象が悪いところで終了。副審２本が相手に上がり主審も指示3-0で惜しくも敗退。しかし山路ももう一歩レベルを上げて重量級で世界に通じる男になってくれると大いに期待したいと思います。
男子75kg未満に出場した的場は、過去、極真連合会世界大会出場やＷＫＯワールドカップ準優勝などの実績を持ち、海外勢とはかなり戦っているので期待も高かったと思います。一回戦ブルガリアの選手の再三、顔面殴打されたが中々注意を取られず、延長でも変わらず最終的には相手は失格となりました。二回戦も延長でポーランドの選手を振り切り勝利。準決勝は、MADEJ TOMASZ（ポーランド）を圧倒し合わせ一本勝ち。決勝も準々決勝で宮崎選手を下して勝ち上がったTOROSYAN GRISHA（アルメニア）に対し怒涛の突きで技あり、下段で合わせ一本と圧勝し感動の優勝となった。
男子70kg未満に出場した吉浜は、一回戦ブルガリア、二回戦ロシア、三回戦ポーランドと重い突きと下段で効かせ時折上段というパターンで勝ち進んだ。準決勝は、1月のＫＷＦワールドカップ３位のHRACHIK GRIGORYAN（アルメニア）と対戦。後ろ蹴りや上段回し蹴りが物凄いスピードでくる選手であり、軸がブレない選手でした。延長で吉浜の攻撃が効き始め後退させて判定勝利をもぎ取った。決勝戦は、庄田選手を3回戦で退けたKOMANOV IVAN（ブルガリア）で10月のＫＷＵ世界大会３位の強豪選手でした。地味ながらインローが早く、足にダメージを効かせ中段上段に持って行くクレバーな選手でした。吉浜も落ち着いて右下段を合わせて行き上段ヒザ、下突きにつなげて行き優勢に進めるが引き分け。延長ではさらにプレッシャーをかけ最後は中段ヒザを連打して終了！判定は全て吉浜に上がり感動の優勝となった。
今回の海外初遠征は、ＭＡＣとしても３名優勝を出したことは本当に快挙でした。選手はもちろん流派を超えて応援声援頂きました日本選手団の皆様には本当に感謝しています。
今後もこのような機会を与えて頂けるように選手・空手道ＭＡＣ一丸となって努力していきたいと思っています。